青木さやかさんの連載「50歳、おんな、今日のところは『……』として」――。青木さんが、50歳の今だからこそ綴れるエッセイは、母との関係についてふれた「大嫌いだった母が遺した、手紙の中身」、初めてがんに罹患していたことを明かしたエッセイ「突然のがん告知。1人で受け止めた私が、入院前に片づけた6つのこと」が話題になりました。
今回は「髪型が50年キマらなかったもの」です。
今回は「髪型が50年キマらなかったもの」です。
髪型がキマらないという悩み
髪型がキマルことがない。50年なかったような気がする。
美容院に行けば、キマッてるなあ~と思って帰ってくることは多い。帰り道なんて、ショーウィンドウでキマッてる!と確認し、運転席の前にある小さな鏡を開いては閉じ開いては閉じ繰り返し確認。この日ばかりは鏡を見る回数が増えるというもんだ。
だが、翌日には、あれ?昨日のキマッてた感じは何処へ。
「わたしね、髪型があまりキマらないのですよ、悩みですよね、わたしの」
中学二年生の娘に長年の悩みを打ち明けてみた。