(撮影:天日恵美子 イラスト:山口哲司)
実は、占い師として約50年ものキャリアを持つ中園ミホさん。多くの人を占ってきたなかで見つけた、運のいい人の特徴とは――(構成=内山靖子 撮影=天日恵美子 イラスト=山口哲司)

運気が低迷する時期の過ごし方がカギに

14歳から占いを学び、脚本家になってからも占い師の仕事を続けてきた私は、たくさんの人の人生に触れてきました。その経験から言えるのは、運は他人と比べて良し悪しを判断するものではなく、自分にとってどうかということ。そして、生まれ持った運の量はどの人もあまり変わらないというのが結論です。

では、なぜ「運がいい人」と「運が悪い人」がいるように見えるのでしょうか。それは、人が持つ運の力を100としたとき、「運がいい」と言われる人は、自分は運がいいと信じ、幸せになるためにその運を生かして150にも200にもパワーアップさせている。

反対に「運が悪い」と嘆く人は、自分が運を持っていることに気づかず、100を使い切れていない状態だからです。

ただし、「正負の法則」という言葉があるように、運気は上がれば必ず下がるものなので、一生を通じてずっと運がいい人もいなければ、悪いままの人もいません。

私が行っている「福寿縁うらない」は、占いの師匠である先生が独自に開発した、数気学と四柱推命をベースにしたもの。12年をひとつのサイクルと考え、その間に運気のいい時期と悪い時期が巡ってくるのです。