自分が発した負の感情は必ずはね返ってくる
また、運がいい人には、「人の気を味方につけている」「いつも機嫌がいい」という共通点があります。
1つ目の「人の気を味方につけている」というのは、周囲の人に好かれ、愛され、応援されることで、持ち前の運をどんどん大きくしていっているということ。なぜなら運は、人と人の間に流れる気が循環することで、良くも悪くも変化していくからです。
一般的に強運に思える人も、決して自分の運の力だけで何かを成し得たわけではありません。さまざまな人と接して言葉を交わし、力をもらったり与えたりすることでプラスの気を得て、運を掴みとっているのです。
このことをよく理解しているのが、プロ野球の大谷翔平選手。大谷選手が高校生のときに作った「目標達成シート」には、目標を達成するために必要な要素として「体づくり」や「変化球」といった野球に関係する項目に加えて、「運」と書いてあったそうです。
さらに、その運を引き寄せるために「応援される人間になる」という一文も添えられていたとか。これは、人に好かれる人間になることが、自分の運にどれほどのプラスをもたらすかを無意識のうちにわかっていたからではないでしょうか。
反対に、人の悪口を言ったり、理不尽な感情をぶつけたり、ネガティブな発言を繰り返して、周囲の人に負の感情を向け続けていると、相手からもネガティブな感情が返ってくるため、運気は下がっていきます。
人から返ってくる怒りや恨みがこもったマイナスの気の力は本当に恐ろしく、嫌悪の気を浴び続けていると、たとえ一時的にいい時期があったとしても、遅かれ早かれ運気は失速してしまうのです。