4. 5年は寝かせておけるだけの資金がない

投資は少なくとも5年は待たないと、価値を生み出さない。「少なくとも」という言葉に注目してほしい。寝かせておけないお金を投資に回すと、その焦りで機会をつぶしてしまうことになる。5年間は寝かせておけるお金だけを投資し、その余裕がないなら、余裕資金ができるまで投資してはならない。

5.安定した収入がない

時間は人間よりも賢明だ。安定した収入がない人は結局、投資資金に手をつけることになる。安定収入はすでに投資に回した資金を守る援軍だ。一定の収入から一定の金額を投資に回して活用しよう。

6.負けず嫌いだ

負けず嫌いな人は、株の小さな値動きにも一喜一憂しがちだ。儲かればあちこちで自慢して食事をおごるので、利益が飛んでしまう。損をしたらがっかりして何もやる気がなくなる。投資で成功するには、冷静沈着であることが大切だ。勝っても負けても、おおらかな気分でいよう。投資はスポーツとは違って、長い目で見なくてはならない。

7.お金持ちになって人と違う暮らしがしたい

電車やバスを使わず、屋台の料理を食べず、街の商店街で買い物をしない人は、マーケットを理解できない。高級車を乗り回し、シェフがあいさつに来るようなレストランに通い、デパートの食料品売り場でシャインマスカットとアップルマンゴーばかり買って食べている人は、投資で成功できない。

デパートの食料品売り場でシャインマスカットとアップルマンゴーばかり買って食べている人は、投資で成功できない(写真提供:Photo AC)

富裕層と大衆の両方の世界に通じているべきだ。いくらお金持ちになっても、常に大衆と触れ合うようにしよう。