心地よい住まい空間はポジティブ思考をつくる
自分がほっとする心地よい部屋にいると、心は安定し、思考も前向きになります。居住環境がよい→心地よさを実感→心の状態は良好→心の免疫力が高くなる→自己肯定感を高いままキープできる、となり、たとえ外で落ち込むことがあっても家で過ごすことで、心地よさを実感→心の状態は良好……という循環になります。
逆に居心地の悪い部屋はストレスになり、イライラしたり心が不安定となり、ネガティブな考えにとらわれるようになって自己肯定感も低下します。
整理整頓されていない部屋、汚れた部屋も居心地の悪い部屋です。外で嫌なことがあって家に帰ってもそんな部屋では、心はさらに落ち込むだけ。
前述したように居住空間がよいケースではポジティブ循環になりますが、これがネガティブ循環になってしまうのです。こうしてみると、部屋を心地よくキープしておくことの大切さを理解いただけるのではないでしょうか。
※本稿は『自己肯定感を高めるインテリアブック』(朝日新聞出版)の一部を再編集したものです。
『自己肯定感を上げるためのインテリアブック』(著:中島輝/朝日新聞出版)
欧米人と比べて日本人の自己肯定感が低いことは常々問題とされ、自己肯定感を高めようとさまざまな試みがなされている中、第一人者中島輝氏を著者に、自己肯定感を高める部屋づくりを提案。長い時間を過ごす家は心の状態を大きく左右するもの。自分のタイプに合った心が整うインテリアを紹介する。