自分に気を遣う必要はない

朝食タイムまでにはがんばって目を覚まし、もう一度温泉に浸かり、10時ごろにチェックアウト。温泉地を散策したり、周辺を観光したり、日帰り入浴したりするならこのタイミングで。昼過ぎには帰り支度を始めます。

帰宅は16〜17時を目標に動きます。日が暮れる前に帰れると、日曜日の夜をゆっくり過ごせるので、月曜日がだいぶ楽です。

文字通り「旅館行って温泉浸かってきただけ」ですが、一泊二日のひとり温泉旅行であれば、そのぐらいの予定量で十分だと思います。

こんな気の抜けた一泊二日の温泉旅行をする際は、宿泊代にお金をかけることをおすすめします。ひとりでの宿泊は、基本的にはあまり歓迎されるものではありません。特に土日であれば、お断りしている旅館も多いでしょう。

そんな中でのひとり宿泊、一般的なサービス単価より高くついている可能性があります。

なんとなくの肌感ですが、友達や家族と泊まるより、20〜30%ほど料金差が出るものと考えています(例えば、ひとり宿泊が一泊一万二千〜三千円だった場合、サービス内容は一万円程度のもの)。

だから、観光にかけるお金を宿泊にまわすことで、満足度・納得度はようやく釣り合ってくるのです。

もちろん、行きたい観光スポットがあればぜひ行きましょう。肝心なのは、「一泊二日のひとり温泉旅行、気づいたら疲れただけ」にならないようにすること。

大人の休日は何よりも尊いものです。「せっかくだから」なんて、自分に気を遣う必要はないのです。

※本稿は、『女ひとり温泉をサイコーにする53の方法』(幻冬舎)の一部を再編集したものです。


女ひとり温泉をサイコーにする53の方法』(著:永井千晴/幻冬舎)

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