結婚できるのは「社会性を身につけた人」だけ

恋愛や結婚をきちんとできる人は、「社会性を身につけている人」だけだ。

結婚生活が失敗するのは、たいてい「共同体感覚」が足りないことが原因だ。この問題を解決するには、当事者が変わるしかない。

結婚は、二人でするものである。しかしながら、これまでの社会生活で私たちは、「自分一人」で行うタスクか、「集団」で行うタスクのやり方は教わるが、「二人」の共同作業について教えてもらう機会は少ない。

しかし、教わってこなかったとしても、それぞれが自分のやり方で、自分の人格を高め、平等の精神を大切にすれば、よい結婚生活を送ることができるだろう。

『生きるために大切なこと』より

『超訳 アドラーの言葉』(著:岩井 俊憲/ディスカヴァー・トゥエンティワン)