大宝律令

701(大宝元)年に制定された大宝律令で、日本国内には国・郡・里、三段階の行政組織が置かれました。今の「県-市-町」とか「県-郡-村」みたいなものですね。

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そして、それぞれの長として、国司・郡司・里長が置かれました。

里は715(霊亀元)年に郷に改められ、郷を2,3の里に分けるようになりました。それに伴い、里長は郷長と名前が変わりました。

税の取り立てを主な職務としていて、現地の有力農民から選ばれ、税の一部を免除する、という優遇を受けました。