政子さん、なんて言われても

というのも「政子」というのは、三代将軍の実朝の時代、彼女が朝廷から従二位という高い位をもらった時、朝廷風の名前が必要になったので付けたもの。

本郷和人先生が監修を務める大人気の平安クライム・サスペンス!『応天の門』(作:灰原薬/新潮社)

たぶん北条時政の子どもだから、「政子」。

時子でも良かったのだけれど、これは平清盛の正室が既に使っていた(ちなみに彼女は時信さんの子だから時子)ので政子。

だから既に亡くなっている頼朝は「政子さん」なんて言われても、誰のことか分からないハズ。