「ポップカルチャーの最先端を走った時代の寵児たちは、いにしえの都・京都に深く魅せられていたのです」(写真:『THE TALE OF GENJI AND KYOTO』より。撮影:稲田大樹)
NHK大河ドラマ『光る君へ』の舞台である平安時代の京都。今回は、そのゆかりの地をめぐるガイド本、『THE TALE OF GENJI AND KYOTO  日本語と英語で知る、めぐる紫式部の京都ガイド』(SUMIKO KAJIYAMA著、プレジデント社)から一部抜粋・再編集して、京都の魅力をお伝えします。

時代の寵児たちが愛した京都

アンディ・ウォーホル、デヴィッド・ボウイ、そしてスティーブ・ジョブズ。

活躍した分野や年代は微妙に違えど、実は彼らには共通点があります。

それは京都を愛したこと。

ポップカルチャーの最先端を走った時代の寵児たちは、いにしえの都・京都に深く魅せられていたのです。

天才たちを惹きつけてやまない古都の魅力――それが何なのか、いちばんわかっていないのが、ほかでもない日本人かもしれません。

かつてニューヨークで暮らしていたとき、京都について熱っぽく語るアメリカ人に何人も会いました。京都や日本文化に驚くほど詳しい彼らは、こちらが日本人だとわかると、嬉々として質問を投げかけてきます。しかも本質を突くような問いばかりを……。

彼らの疑問に満足に答えられない自分が、日本人として恥ずかしかった。

日本に帰ったら京都についてもっと勉強しよう。そう心に誓ったのです。