<第二次石ブーム>を生み出すことが今の目標

――「石を探しに自然の中へ」といった意味ではアウトドア的なアクティビティでもありますし、Youtubeなどとも実は相性が良いように感じます。

Youtubeもいつか始めたい、なんてずっと思っていながら、一人の会社なのでそこまで手が出せておらず。HPだけはなんとか娘に作ってもらっていますが、WEBまわりは今後の課題として認識しています。新しい連載もいろいろと考えているので、そうしたところからも読者を広げていきたい。

とにかく、趣味と雑誌は不可欠な存在だと思います。

「扱う媒体が消えれば、それは趣味として存在しなくなる」。

それが私の実感で、『愛石』を続けている理由の一つでもあります。

そして、かくいう私も今年で75歳。幸いなことにとても健康ではありますが、一人出版社ですし、この先を考えるとのんびりしてはいられません。<第二次石ブーム>を生み出すことが、私の今の目標です。

マンションの一室にある『愛石』編集部。編集長自ら、玄関までお見送りいただきました(写真:『婦人公論.jp』編集部)

――取材を通じて「水石」という趣味の奥深さとともに、『愛石』を中心とした愛石家のみなさんの繋がりの強さをあらためて感じました。本日はありがとうございました!

ーーーーーー

『愛石』創刊のキッカケとなった昭和の「石ブーム」とは一体…その秘密は<前半に戻る