未知のスキルを身につける近道
私は今でもこれを貫(つらぬ)いています。
企業や組織向けの講師はしっかりお金をいただきますが、中学・高校の授業や大学の講義ではいただいていません。無償です。私の一丁目一番地は公教育改革だからです。
やりたい仕事、経験したいことは、自分を安売りして取りに行く。無償でも駆けつける。
やりたい仕事や覚えたいスキルであれば、むしろお金を払ってでも参加する。
これが、未知のスキルを身につける近道になります。
初体験は、お金の多寡に勝(まさ)るのです。有料で稼ぐ場所と、無報酬で貢献する場所を分けましょう。
※本稿は、『どう生きる?――人生戦略としての「場所取り」の教科書』(祥伝社)の一部を再編集したものです。
『どう生きる?――人生戦略としての「場所取り」の教科書』(著:藤原和博/祥伝社)
会社に身を任せて生きていくのは危険――。
必要なのは、勝てそうな場所を探して陣地を作る「場所取り」。
藤原和博が教える「組織を離れてもメシが食える」ための人生戦略。