目の周りの骨に注意

骨密度検査の結果を受けて、食事や日常の中でコツコツ骨密度アップに努めていますが、自分の骨密度を把握したら、いろいろと気になることが増えてきました。

中でも驚いたのは、目の周りの骨のこと。

<『50歳からの私にちょうどいい美容と健康』より>

年齢が進むと、若いときに比べて顔の脂肪がスッキリするように、目元も少し落ち窪む感じが出てきます。この窪みにも骨密度が影響しているというのです。

骨内には、古い骨を吸収する(壊す)破骨細胞と、新しい骨を作る骨芽細胞があります。若いうちは、このふたつがバランスを保っているのですが、加齢で代謝が崩れると、壊すほうが優勢になるそう。

ドクロマークで例えると、黒くポッカリ開いた目と鼻周りの空洞、ここの骨がもっとも早く壊れやすい箇所。広がった空洞にはシワやたるみができやすく、さらに老け見えが加速するというのです。

若い頃、一重とも二重ともつかない私のまぶたは腫れぼったく見えて、それがコンプレックスでもありました。

大人になって現れた目元の窪みを、アンニュイな翳りがちょっと悪くないかも……とポジティブに受け止めていましたが、それがまさかの骨密度減少の注意信号だったとは。

これ以上窪みが深くなるのは阻止したく、骨密度アップに燃えるこの頃。

目周りにも忍び寄る、骨粗しょう症に恐怖したお話でした。