《その2》常備菜より、「ベース菜」と自作調味料を

食卓のお助けメニューといわれる常備菜。定番の切り干し大根、ひじきやかぼちゃの煮物などは私もよく作りますが、味が完成しているため、毎日食べると正直、飽きてしまいます。

そこで私が実践しているのが、「ベース菜(半調理品)」。最低限の味付けしかしていないため、さまざまな料理に応用できる優れものです。

たとえば煮物のイメージが強いひじきも、水で戻した乾燥ひじきを、サラダ油、酢、醤油、塩、こしょうのドレッシングに漬けておけば、きゅうりやピーマンと和えてもよし、鰹節をかけて食べてもよしと、汎用性が生まれます。

ほかにも、大根やきゅうりを切って塩を振っただけの「ひと塩大根」「きゅうりのさっぱり漬け」を作っておけば、食べる時に梅干しやマヨネーズ、しょうがやごま油で和えると、味の異なる一品の完成です。

わが家の冷蔵庫にいつもあるベース菜の「玉ねぎのドレッシング漬け」と「四川の素」、これだけで味が決まる自作調味料の「てりたれ」と「甘酢」のレシピを記事の後半で紹介していますので、作ってみてください。

その便利さとおいしさに、驚かれる方も多いはずです。