声や話し方に自信が無い人は……

何よりも、その声がその場でつくった“よそ行き”の声か、体から湧き出る「心の声」か、そこには大きな違いが見えました。

その意味で、話の内容もさることながら、土台の声というのも大事で、声の良し悪しとは別に、お腹から自然に出ている声は、相手に安心と好感を与えると気づきました。

自分の声や話し方に自信が無いという人は、まず姿勢を正し、ゆっくりと呼吸をして話すことで、聞き手に安定感と説得力を与えられるでしょう。

コミュニケーションの力を育むことは話す前の準備段階からすでに始まっているのかもしれません。

話し方を磨くことで、あなたという人、そしてあなたの人生が磨かれる――そんなことを皆さんと一緒に実現できれば、本当に素敵だと思います。

To step up!
「話す」ことひとつでも、その人の心や知性、考え方、それらを含めた人生そのものが表れると意識しましょう。

※本稿は、『次につながる対話力「伝える」のプロがフリーランスで30年間やってきたこと』(SDP)の一部を再編集したものです。


次につながる対話力「伝える」のプロがフリーランスで30年間やってきたこと』(著:木場弘子/SDP)

フリーランスとして30年、木場弘子氏が豊富な経験の中でどのように対話力を磨き工夫してきたのか?

実際のエピソードを交えながら、コミュニケーションの基本をQ&A形式でわかりやすく伝授します。

ビジネスシーンのみならず、人生のあらゆる場面で役立つ1冊です!