《不調5》むくみ

【概要】
むくみとは、体の細胞と細胞の間に余分な水分がたまった状態のこと。座りっぱなし、立ちっぱなしなどで下半身を動かさなかったり、下肢の筋肉量が減ったりすると、血流やリンパ液が滞り、むくみが生じます。

また塩分のとりすぎや、前項の「冷え」も、むくみの原因に。

 

【対策】
ストレッチやウォーキング、入浴で血流を改善しましょう。足を上げることや、着圧効果のあるソックスなども有用。

食生活では減塩を意識し、塩分を排出する働きのあるカリウムや、血液循環をよくするビタミンEをとるよう心がけてください。

むくみは心臓や腎臓の病気内分泌疾患によっても起こるので、改善されない時には内科で相談しましょう。

 

《不調6》便秘・下痢

【概要】
年齢を重ねると、口から大腸までの消化機能が低下し、胸焼け、腹痛、消化不良、胃もたれ、腹部膨満感、下痢や便秘などの症状が多くなります。

自律神経の乱れも消化器の不調に影響するので気をつけましょう。

 

【対策】
1日3食の規則正しい食生活を心がけ、乳酸菌を含む食品や食物繊維で腸内環境を整えましょう。よく噛むために、歯科でのメンテナンスも忘れずに。

腹筋を鍛えてしっかりいきめるようにすることも便秘対策に効果があります。前述した「冷え」対策や「自律神経」を整える方法も試してみてください。

市販薬もありますが、内科(消化器内科、胃腸科)での相談、大腸がん検診も忘れずに。

漢方薬は、大建中湯(だいけんちゅうとう)、麻子仁丸(ましにんがん)など。