《不調7》肩こり・腰痛・背中の痛み

【概要】
筋肉が緊張して血行が悪くなり、乳酸などの疲労物質がたまって起こる肩こりや腰痛。

女性はもともと筋肉量が少なく筋力も弱いうえ、運動不足の人も多いため、加齢による筋肉量や筋力の低下で姿勢保持の負担が増し、痛みが起こりやすくなります。

 

【対策】
同じ姿勢が続かないようこまめに体勢を変え、ストレッチなどで筋肉をほぐしましょう。

精神的な緊張が筋肉をこわばらせている場合も多いので、ストレス対策も大切。

また、腰痛や背部痛は、骨粗しょう症による「いつの間にか骨折」や脊椎の変形の可能性も。症状が続く場合、身長が縮んだ場合も整形外科に相談を。

 


《コラム 01》自律神経のバランスを整えよう

体温や心拍数、発汗、血管の収縮・拡張といった全身状態を無意識のうちに調整してくれている自律神経。活動時に優位になる「交感神経」と、リラックス時に優位になる「副交感神経」からなり、2つの神経が交互に働くことで生命を維持しています。

自律神経を整えるには良質な睡眠、バランスのいい食事、運動習慣などが不可欠。過眠や過食、オーバーワークや精神的なストレスは自律神経を乱します。

ストレスを感じている人は、物事の受け止め方を変えると軽減することもあるので、まずは生活習慣を整え、自分の時間を大切にし、心を平らかにしてみましょう

ただし、自律神経失調のせい、と思って我慢していたら、病気が隠れていることもあります。長引く場合や心配な場合は、医療機関を受診して検査を受けましょう。


アフター更年期の不調と対処法<8~13>へつづく