《不調10》目の不調(緑内障・白内障・ドライアイ)

【概要】
日常生活に必要な情報の約8割は、目から得ているといわれます。

視力の低下や視野の欠損などは、日常生活での不自由に加え、転倒や事故など、深刻な事態につながるリスクも高めます。

 

【対策】
白内障、緑内障、加齢黄斑変性、糖尿病網膜症で失明しないためには、早期発見・早期治療が大切です。

病変が中心(黄斑部)にかからなければ症状が出にくく、また、悪くないほうの目が補って気づきにくいため、検診が必要です。見えづらさや痛みなど不調がある時は眼科を受診しましょう。

目が乾いてゴロゴロするドライアイには、蒸しタオルなどで目の周りを温めるのが有効です。

現代人は、スマホやPC、TVの見すぎなどで目を酷使しています。なるべく目を休ませましょう。

 

《不調11》難聴

【概要】
加齢とともに内耳の有毛細胞(音を電気信号に変えて脳に伝える細胞)の損傷が進むと、加齢性難聴が起こります。

耳からの情報量が減ると脳の活動が低下するだけでなく、会話がおっくうになるなど社会的コミュニケーションが減り、認知症のリスクを高めることも。

 

【対策】
有毛細胞は一度ダメージを受けると再生しないため、イヤホンやヘッドホンで大きな音を長時間聴くことは避けてください。

聞こえが悪いと感じたら耳鼻咽喉科を受診し、補聴器も積極的に使いましょう。

補聴器はこまめな調整が必要なので、補聴器に詳しい医師を見つけることも重要です。