「目に見える攻撃」と「見えにくくてわかりにくい攻撃」

いじめやパワハラ、モラハラ、虐待などの攻撃行動は目に見えやすいものです。

しかし、問題はこのような目に見える攻撃よりも、より深刻な目に見えにくくわかりにくい「ずるい攻撃」です。

『既読スルー、被害者ポジション、罪悪感で支配 「ずるい攻撃」をする人たち』(著:大鶴和江/青春出版社)

例えばこのような攻撃事例です。

・仕事を頼んだのに忘れたと言ってスルーされる

・自分だけ仕事の連絡をしてくれない

・挨拶しても返してくれないし無視される

・友人の彼氏に近づいて親密な関係に持ち込む

・表では笑顔、陰で悪口、足を引っ張ろうと画策する

・親しい友人との関係性を裏で破壊していく

・SNSで匿名での誹謗中傷をする

・あなたのためと言いながら罪悪感を抱かせる

・丁寧な言葉で優しく否定してくる

・心配するふりをしながら見下したり、バカにしたような発言をする

どれも、目には見えない形で、こちらが抗議しにくいような攻撃です。

これらの見えない攻撃をまともに受け取ってしまうと、受け取ったほうの心は疲れ、だんだん元気がなくなり、ひどい場合は鬱状態になってしまうこともあります。