入浴によって起きること

入浴で体に起きるイベントは大きく3つであり、「温熱」「洗浄」「浸透」です。

「温熱」はお湯から直接受ける対流熱と、遠赤外線による放射熱(輻射熱)の2つがあります。

「洗浄」は主に温熱発汗、アルカリ性、界面活性剤の3つの効果によるもので、常在菌も大きく関わります。

「浸透」ではお湯に含まれるミネラルが水分とともに体内に浸透したり、排出されたりします。

入浴の基本的な目的は、一つ目の温熱効果によってほとんど達せられます。

洗浄の一部も温熱効果によるものです。

しかし現代社会では高度な清潔さを求められるため、わずかに残った古い角質(垢)や皮脂や雑菌がにおいの原因になったり、不快感の原因になったりします。

そのため石鹸やボディソープといった界面活性剤が登場することになりますが、これらはあくまでも「補助」です。

毎日使用することになんら差し支えありませんが、界面活性剤はあくまでも洗浄の「補助剤」であるという認識が肌を健康に保つうえでとても重要になります。