いずれにしても、男女関係において踏み出す覚悟が必要なのは熟年世代まで。これは大きな発見でした。
もう先がない私たちの世代になると、探り合いの必要がないというか、自分の直感力を信じられるというか。対等に愛し合える人がこの世にいたのかという驚きとともに、喜びが続いています。
高齢者の結婚には、家族の複雑な感情や相続問題といった障害が立ちはだかってしまいがちですが、私たちの場合はラッキーな展開が待っていました。
恋愛中から先生の家族と幾度か食事を共にしていたところ、娘のさんが「グッドチョイス!」と言って結婚を勧めてくれたのです。
海外で暮らす私の息子にメールで打ち明けるとエールが送られてきて、こんなにも母の幸せを喜んでくれるのかと涙が出ました。