(イラスト:こやまもえ)

「人には頼りましょう」

「つらい」ならその状況を友人や家族などに伝えましょう。身近な人に相談できない時は、病院でカウンセラーを紹介してもらうのも一つ。

カウンセラーは話をじっくり聞いた後、プロの目線で現状から抜け出すヒントを提示してくれます。

頼れる選択肢は多いほうがいい。つらい時はつらいんだもの。遠慮せず、頼る勇気を持ってください。


 


「あなたがあなたを大切にすること」

ただでさえ自分が疲れている時に、相手のことを考えていたらまいってしまいます。

落ち込んでいると、健康で活動的な友人に会っても、余計に気が滅入ったり、妬ましく思ったり。励ましの言葉に反発してしまうこともあるかもしれません。人生、そういう時もありますよ。

しばらくは距離を取り、自分を大事にする時間を持てば、ゆとりが出てきて人のことも大事にできるようになります。



「『自分は何をしたいか』の重点を動かしてみる」

仕事から離れたり、子どもが自立したり……。担っていた役割がなくなると、うつうつとしてしまうことも。

そういう人は「自分がしたいこと」の重点をどこに置けばいいのかわからなくなっているのでしょう。

子どもが巣立ってしまったなら、別の位置に生活の重点を移していく時期。重点は友人との関係でもいいし、自分磨きでもいい。

新しい楽しみを掘り起こすと、うしろ向きな気持ちにストップをかけられますよ。