忙しい現代に生きる皆さんへ

私が気になるのは、睡眠時間が十分とれない人ほど、食事習慣について話を聞いていくと夕食の時間が遅く、寝る直前に食事をせざるを得ないことが多いということです。

もし今の生活の中で睡眠時間を長めにとることが難しいなら、せめて睡眠の質を高めて熟睡し、認知症の元になる脳のゴミが頭の中にたまらないようにしてほしいのです。

<『ボケたくなければ「寝る前3時間は食べない」から始めよう 認知症診療医に教わる最強の生活習慣』より>

そのための一つの方法として、寝る前3時間は食べない習慣を取り入れていただきたいと思います。

これが本記事に込めた思いであり、忙しい現代に生きる皆さんへの提案なのです。

※本稿は、『ボケたくなければ「寝る前3時間は食べない」から始めよう 認知症診療医に教わる最強の生活習慣』(世界文化社)の一部を再編集したものです。

*1 Dongen, H. P. A. V., Maislin, G., Mullington, J. M. & Dinges, D. F. The Cumulative Cost of Additional Wakefulness: Dose-Response Effects on Neurobehavioral Functions and Sleep Physiology From Chronic Sleep Restriction and Total Sleep Deprivation. Sleep 26, 117–126(2003).


ボケたくなければ「寝る前3時間は食べない」から始めよう 認知症診療医に教わる最強の生活習慣』(著:今野裕之/世界文化社)

「寝る前3時間は食べない」だけで、「脳のゴミ出し」に必要な「よい眠り」、認知症予防に繋がる生活習慣病予防の効果が期待できる!

食事のとり方、お風呂の入り方、ゆるストレッチ、ハミガキ習慣など。

認知症診療医が、誰でもすぐできて続けられるカンタンな認知症予防のコツをお伝えします。