子供っぽい「白黒思考」

また、「善・悪」「優・劣」「敵・味方」「好き・嫌い」と白黒つけたがる“白黒思考”も子供っぽい考え方。

幼児向けの番組が「正義の味方」「悪者」にハッキリ分かれているのは、子供は人生経験が少ないため、シンプルなストーリーでないと理解できないからです。

(写真提供:Photo AC)

大人になるにつれ、人は白黒はっきりしない“グレー”の曖昧なストーリーを好むようになります。

さまざまな人の考え方を受け入れつつ、「正論だけでは通用しないこともある」「みんな不完全な人間なのだ」と妥協や折り合いをつけるようになるのです。