家族会議の心構え

家族会議の進め方はもちろん自由ですが、家族の誰もが楽しんで家族会議に臨めるようにするために、保護者の方に、頭の片隅にとどめておいていただきたい心構えを、ここでご提案します。

何を話す?

(写真提供:Photo AC)

●テーマは何でもOK。

●思っていること、感じたことを言葉にしやすい雰囲気づくりが重要。

いつ話す?

●週末や食後など、家族のみんながリラックスできる時間帯がおすすめ。

●短時間で終わらせることもポイント。

●お子さんが飽きてしまったら一旦終わりにするなど、無理強いしないことも大切。

どんなふうに?

●お子さんの考えや意見を知る機会だと考える。

●テーマの解決を焦らず、対話そのものを楽しむ。

●お子さんから保護者とは異なる意見が出ても、頭ごなしに否定しない。

「会議」という言葉を聞くと、難しい、堅苦しい印象があるかもしれません。

しかし、「家族会議」は、子どもたちが目的意識を持って自分の考えをまとめ、思いを伝える、とても良い機会になります。

そうした経験を積むことが、「話す力」のトレーニングになりますし、生活をともにする家族の中でもそれぞれが異なる意見を持っていることを知っていれば、学校や社会で、自分とは異なる意見に触れた時にも、端(はな)から否定するのではなく、異なる意見を理解しようという気持ちが生まれやすくなります。