高島市長の家族会議

2023年5月、兵庫県芦屋市で史上最年少の26歳の市長が誕生したことをニュースなどでご存じの方も多いと思います。

その市長・高島崚輔(りょうすけ)さんは、灘中・高から進学した東京大学を中退し、米ハーバード大学を卒業後、1年で自治体のトップに就任したという経歴も注目されていますが、この高島さんも、自身が育ったご家庭では、「家族会議」が実践されていたそうです。

例えば高島家では、お正月に自分で決めた1年間の目標の達成度をアピールし、それをもとにお年玉の額を交渉したり、家族旅行の行き先を決めたりしたとのこと。

灘中学を受験するかどうかについても、「家族会議」で方針を確認したといいます。

「両親はいつも、(自分を)子ども扱いせず、対等に接してくれて、子ども心にありがたかった」と述べた高島市長は、就任会見で「市長として大事にしたいこと」を問われ、「対話に尽きる」と語られていました。

自治体のトップとして、市民との対話と積極的な情報発信を重要と考える高島市長は、就任後、市役所の活動を積極的にSNSで発信されながら、市内の中学校を訪れて生徒たちと一緒に給食を食べながら話し合うなど、市民との対話を実践されています。

 

※本稿は、『話す力で未来をつくる ~プレゼンアドバイザーが伝える 子どもの思考力 判断力 表現力を伸ばすチャレンジ~』(WAVE出版)の一部を再編集したものです。


話す力で未来をつくる ~プレゼンアドバイザーが伝える 子どもの思考力 判断力 表現力を伸ばすチャレンジ~』(著:竹内明日香/WAVE出版)

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