子どもの「やりたくない!」の中身とは

実は、子どもの「やりたくない」には、いろいろな種類があるのです。子どもの視点に立って「やりたくない」を丁寧に紐解いていくと、子どもの本当の気持ちが見えてきます。

『子どもを伸ばす言葉 実は否定している言葉』(著:天野ひかり、イラスト:とげとげ。/ディスカヴァー・トゥエンティワン)

OKマンガを見てみましょう。

『子どもを伸ばす言葉 実は否定している言葉』(著:天野ひかり、イラスト:とげとげ。/ディスカヴァー・トゥエンティワン)

 

お母さんとお父さんが、ミーちゃんの本当の気持ちを丁寧に聞いていますね。

「今は、やりたくないけど、ママがやった後ならやりたい」
「1人ではやりたくないけど、パパと一緒ならやりたい」
「お気に入りの服を汚したくないから、やりたくない」
「やってみたいけど、みんながいる前では、やりたくない」
「1回だけならやりたいけど、ずっとは、やりたくない」

などなど、子どもの「やりたくない」の一言にも、いろいろなバリエーションがあります。

でも、持っている語彙がまだ少ないので、うまく表現できずに、「やりたくない!」の一言に集約されてしまうのです。

「やるか」「やらないか」ではなく、その間の気持ちが大事なので、子どもの「やりたくない!」という言葉に惑わされないようにしましょう。