遅いスタートでもメリットはある

積立ってことは、年齢によっては「今さら遅いのでは?」と思われることもあるかもしれません。でもご安心を。50代からスタートしてもメリットはあります。

ただし受け取り時のルールとして、10年以上の加入期間が必要です。10年未満の場合は、受け取り開始年齢が繰り下げられます。

『投資への不安や抵抗が面白いほど消える本: 投資詐欺被害、貯金ゼロ、無職、離婚ありの「お金超恐怖症」の貧乏ママだった私でも今は純資産1億に到達!』(著:櫻井かすみ/Gakken)

ある程度の加入期間が強制されると思うかもしれませんが、考え方によってはいやおうなしに10年は積立てるように追い込まれるので、遅いスタートでもそれなりの額まで積立てる習慣がつけられると思いませんか?

とはいえ、いつでも受け取り開始できるようにする意味でも、早めに加入して少しでも長くコツコツとお金を積立てることをお勧めします。

ここからも確定拠出年金はiDeCoという言葉で解説していきますが、企業型DC(企業型確定拠出年金)も考え方は一緒です。

企業型DCも簡単に説明しますと、企業が掛金を毎月拠出(積立)し、加入者である従業員が自ら年金資産の運用を行う制度のこと。

企業によっては、企業が用意する掛金に、従業員が掛金を上乗せする「マッチング拠出」ができる所もあります。