(写真提供◎photoAC)

本人よりもレベルの低い本を選ぶ

そして3つ目は「ハードルを低くする」という工夫です。

流れている映像を見ているだけでいい動画視聴は、読書と比べてとてもラクです。

それに対して読書は、自分でやることが多くて大きな負担をともなう作業ですから、YouTubeに手が伸びるのも無理もないでしょう。

そこでやってみてほしいのは、読書の負担を減らしておくこと。そうすればYouTubeとの差は小さくなり、少し挑戦しやすいものになります。

はじめのうちは「ちょっと簡単すぎるかな」と思うくらい、本人にとってはレベルが低い本を選んでみてください。

そうすれば子どもはすんなりと読めるので負担も少なく、楽しさを感じやすくなるはずです。

 

※本稿は、『東大発!1万人の子どもが変わった ハマるおうち読書』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の一部を再編集したものです。

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