抗がん剤へのイメージ
現に私が今、こうして生きて仕事を続けられるのは、2021年に発売された抗がん剤のおかげ。ちょうど発病から3年後のことでした。
ヒアルロン酸と一緒におなかに皮下注射をするのですが、痛くないんです。髪の毛も抜けません。
怖かった抗がん剤へのイメージが180度変わりました。
「あの薬がなかったら、花子さんはとっくにあの世に行ってたよ」と天野逸人先生もおっしゃるほど、よく効いたんです。
だから、どんなときも希望だけは絶対に捨てないでください。
※本稿は、『なにわ介護男子』(主婦の友社)の一部を再編集したものです。
『なにわ介護男子』(著:宮川大助・花子/主婦の友社)
血液のがん・多発性骨髄腫に夫婦で立ち向かう、宮川大助・花子。
厳しい病状もつらい介護も笑いに変えてしまう、心温まる闘病介護エッセイ。