心配になる投稿

私は今、フェイスブックやX(旧ツイッター)で同病の人たちと交流していますが、心配になる投稿が目につきます。

「この薬は効かない。もう飲むのをやめた」とか「今日はビールをたらふく飲んでやるぞ」とか。

宮川花子
宮川花子「闘病には皆さんの力をお借りしています。だから私はいつも笑顔で」(写真:『なにわ介護男子』より)

そんな投稿を見ると「ああ、あかん、あかん。何してんの」と思わず声が出てしまいます。

できるなら、その場に駆けつけてお説教してあげたいくらい。

もちろん気持ちは痛いほどわかりますよ。

でも、ちょっと待ってと言いたいんです。

多発性骨髄腫は完治しなくても、上手につきあっていけば、長く生きられる病気です。

投げやりになるのが一番あきません。

先生方とよく相談して、処方された薬を毎日きちんきちんと飲み、無茶をしないこと。

基本を守って、まじめに病気と向き合いましょうよ。

がんばっていれば、そのうちに新薬が出てきたり、治療法が見つかったりすることもあるんですから。