父の行動は反動のせい?

祖母自身は、そのプライドに見合う教養があるとは言えず、むしろ頭がよくなかったことに関するコンプレックスからの、いびつな教育だったようです。

父は「俺はおふくろの期待を裏切り続けてきた」との意識を持ち続けることになりました。

父が子どもの頃、「落ち着きがないから習字を習わせたらいいんじゃない」との姉の言葉で、通わされた習字。結局無理やりやらされた反動なのか、父の字は汚い字でした。

父の子どものような行動の数々は、似たような反動ではないかと思うのです。

祖母が亡くなり、相続など後に続く諸手続きも終えた後。時間の流れもあるのでしょうが、父のクセが少しずつ収まってきたのでした。

 


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