フードファディズムがはびこる土壌

フードファディズムがはびこる土壌については下図にまとめられています。

<『一般教養としてのサプリメント学』より>

これを見ると、第二次世界大戦後のように食べ物がない時代は、目の前にあるものは何でも食べるということで、安全性などかまっていなかったと思います。

よって、時代が変わり食べ物が豊富にあって、健康増進法も成立して自分で健康になるように努めろと言われ、いわゆる「健康不安」が増大し、残留農薬とか消費期限改ざんのような企業のコンプライアンス(法令遵守)違反の問題があってさらに不安を掻き立てられ、そこにインパクトのある情報がマスコミに乗ってやってきて、洗脳されてしまうということです。

「納豆ダイエット」について考えてみると、納豆を常食するような人は、食生活においても和食が多く、あまり油っぽいものを食べないので、長い年月が経ってみると、比較的スリムな体形をしているということはあるでしょう。

食品の効果というのは、元来そういうものだと思います。