基本的に日本社会は「自助」がデフォルト

写真提供◎AC

日本は地震大国なのに、復興の支援や避難所の整備といった面で脆弱さを感じる場面が多い。阪神・淡路大震災や東日本大震災を経験しているというのに、いまだに避難所は雑魚寝スタイルが基本。

今年1月に起きた能登地震では、いまだに復興が進んでおらず、避難所で過酷な生活を強いられている人が大勢いるという。いままでいくらでも対策を練る時間や機会はあったはずだが、なぜここまで復興が進まないのか。

明日は我が身、と恐ろしい気持ちになる。酷暑が続く今、停電でも起きたら熱中症でたくさんの人が亡くなりそうだ。

基本的に日本社会は「自助」がデフォルト(政治家が好んで「まずは自助」という言葉を使っている)。普段払っている税金が、災害対策にこそ使われて欲しいと思うが、いままでの状況を見ると、自分たちでできる限りの対策をするしかなさそうだ。完璧は難しくても、できる範囲で備えていくしかない。

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