行動を分解する意味

なおここで行動を分解することの意味とは何か。

それは実現したい行動を妨げる「なにから手につけていいかわからない」状態を回避するため、です。

頭の中で「宿題をやるぞ!」と考えていても、なかなか着手できないのは、そこに至るまでの行動について、具体的なイメージがつかめていないからに他なりません。

つまり、「宿題をやるぞ!」ならば、「1.ノートを用意する」「2.最初のページを開いて書き出す」「3.書き出したことについて教科書で調べる」など、やるべき手順を細かく分解し、1 から順番にやっていけばいい。

「本を読む」という簡単なことであっても、「席に座る」「本を持つ」「あいている手でページをめくる」と、まずは細かく行動や動作を分解してみる。そして順にこなしていけば、スムーズに目的の行動にたどり着けるはずです。