子どもがお腹をすかせるのだけが心配でしたが…

私が子育てをしていた時代は、働いている女性の数が今よりもずっと少なく、それこそ「子どもがかわいそう」というようなことを言われることもありました。

でも、私には「自分は生活のために働いているし、これからも仕事を続けていく」という強い思いがあったので、その言葉に心が揺らぐことはありませんでした。

仕事が夜にかかり、夕食の支度が間に合わず、子どもがお腹をすかせるのだけが心配でしたね。

そういうときは出前をしてくれるお店に電話をして、料理を届けてもらうようにしていました。

後から子どもたちから聞いた話ですが、普段私がつくるものよりも豪勢なものが届くので楽しみにしていたそうですよ。