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エアコンの冷えが便秘をもたらす
ショウガで身体を温めて
おすすめショウガオールレシピ 〈トマトとカボチャのジンジャースープ〉 〈鶏胸肉と生姜の大人のチキンナゲット〉

ショウガで身体を温めて

こうした冷え・便秘トラブルの解決策として、イシハラクリニック副院長・石原新菜先生は通称“摂るサウナ”とも呼ばれる「ショウガオール」の摂取をおすすめしています。

石原先生:ショウガオールとは、ショウガを加熱・乾燥させることによって生成される成分です。摂取することで美容・健康に良い影響を与えるとされています。

具体的な効果は血管を拡張する「血流促進効果」、内臓温度を上げ腸の動きを活発にする「便通改善効果」、身体が温まることによる「免疫効果」などで、サウナ同様の効果を持っていると言えます。

一方、新鮮な生のショウガに含まれるのは「ジンゲロール」で、こちらも血流をよくする作用はありますが、ジンゲロールが加熱・乾燥でショウガオールに変わることで、脂肪を燃やして熱を作る働きが生まれ、より「中から温める」効果が高まります。

このように健康効果の高いショウガオールですが、3時間程で効果が切れると言われているので、いろんな形でこまめに摂っていただくことをお勧めします。

ご自宅で作るときには、ショウガを「蒸し」て「乾燥」することで効果が大きくなるので、生のショウガを1ミリくらいにスライスし、オーブンの天板に広げて100度で1時間から1時間半くらい温めてください。オーブンがなくても、蒸して2-3日天日で乾燥させればOK。パリパリになったものを砕いて、乾燥剤などを入れておけば3ヵ月くらいは持ちます。もちろん面倒なら、市販のショウガパウダーでも構いません。

ショウガオールと、腹巻、靴下、湯船にも浸かって、冷えからくる便秘を撃退してもらいたいです。