「活」がつく言葉というと、まず思い浮かぶのは就活や婚活、終活あたりでしょうか。このうち、婚活は晩婚化や女性の社会進出などが、終活は少子高齢化が関係しているといわれています。そう考えると、「~活」という言葉は、時代ごとの社会やライフスタイルの変化を反映しているといえそうです。今回は、現在よく使われている「~活」を一部ご紹介します。
この記事の目次
趣味にまつわる「~活」
〈ソロ活〉
1人の時間を楽しむことを「ソロ活」といいます。1人で外食したり、旅行したりするのがその一例です。
最近では年齢・性別を問わずソロ活に挑戦する人が増えていて、そうした人向けの指南書も多く販売されています。
女性のソロ活に注目したエッセイ本『ソロ活女子のススメ』もその1つです。こちらの作品はテレ東でドラマ化もされていて、今年4月から6月にかけてはシーズン4が放送されました。
ソロ活が流行した背景には、SNSの普及が関係しているとされています。
昔と違い、今は直接人と会わなくても、SNSで手軽に近況を報告しあえる時代です。そのため、1人で行動することに寂しさを感じにくくなってきているといえます。
また、「ソロ活自体がいい話題になるから」という理由で積極的にソロ活を行い、その様子を投稿する人もいるようです。
〈推し活〉
自分の好きなアイドルやキャラクターなど(=推し)を応援したり、愛でたりする活動のことをいいます。例えば、「ライブや握手会に参加する」「グッズを買う・身につける」などです。
推し活のメリットは大きく、活動する中で同好の士と出会えたり、日々の暮らしにハリが出たりすることもあるといいます。
最近では若者だけでなく、シニアの間でも推し活が人気です。若者と同様に最近のアイドルやキャラクターを推す人もいれば、昭和の人気俳優や演歌歌手などを推す人もいます。