配偶者控除

もうひとつは「配偶者控除」です。

配偶者控除とは、一定以下の所得金額の配偶者がいる納税者が受けられる所得控除のことです。

つまり、妻を扶養する夫の税金が減る優遇措置です。

2017年以前は年収103万円がそのボーダーラインでした。

妻の年収が103万円以下であれば、夫には配偶者控除が適用されたのです。

こちらも、妻が「死守すべき数字(収入)」の目安になったわけです。

しかし、現在は法改正による見直しで、必ずしも「103万円」だけにこだわるべきとは言えません。

<『「扶養の壁」に悩む人が働き損にならないための38のヒント』より>

扶養に関わる数字は時代とともに変わることを認識しておきましょう。

※本稿は、『「扶養の壁」に悩む人が働き損にならないための38のヒント』(発行:東京ニュース通信社、発売:講談社)の一部を再編集したものです。


「扶養の壁」に悩む人が働き損にならないための38のヒント』(著:塚越菜々子/発行:東京ニュース通信社、発売:講談社)

「扶養の壁に悩む」パート主婦必見!

2024年10月から、社会保険の適用範囲が拡大。

「働き損」にならないための働き方をわかりやすく解説!