この記事の目次
はじめに
外食を楽しめる「株主優待」銘柄の紹介
「株主優待」の銘柄選びのコツは?

外食を楽しめる「株主優待」銘柄の紹介

「株主優待」はビュッフェレストラン、ドーナツやうどんチェーン店まで、私たちが利用する多くのお店で使えるため、外食の機会が多い人は株を買い、もらった株主優待券を使うことで節約ができます。

例えば、クリエイト・レストランツ・ホールディングス(3387※)(株価1,063円、最低投資額10万6,300円)の「株主優待」は、100株保有で食事券が2,000円(年間4,000円)もらえ、保有株数によって増えていきます。200株では4,000円(年間8,000円)、そして400株では6,000円(年間1万2,000円)に。

また、400株以上の保有であれば、1年以上継続保有すると2,000円(年間4,000円)の追加まであるため、年間1万6,000円分がもらえます。

権利月(権利確定日のある月)は2月8月。全国に利用できる店舗があり、居酒屋の「磯丸水産」が有名ですが、女性に人気の、しゃぶしゃぶビュッフェの「しゃぶ菜」、パン屋「ジャン・フランソワ」、おいしい野菜が食べられるレストラン「やさい家めい」も対象店舗です。

※証券コード…証券取引所に上場する企業に割り振られる識別コードです。従来は数字のみの4桁で構成されていましたが、2024年1月以降に新規上場した企業には、数字だけでなく英文字も入ったコードが設定されるようになっています。

 

株主優待の金券
紹介した株主優待の金券(筆者撮影)

DDグループ(3073)(株価1,284円、最低投資額12万8,400円)は、100株保有で3,000円分(年間6,000円)の優待券がもらえるのですが、200株保有すれば1年未満で4,500円(年間9,000円)、1年以上で5,000円(年間1万円)と株主優待券が増えていく長期保有特典銘柄でもあります。

対象店舗には『不思議の国のアリス』をコンセプトにした「絵本の国のアリス」や、吸血鬼をモチーフにした「VAMPIRE CAFE」もあり、写真映えするお店も多いので、女子会に使っても盛り上がりそうです。権利月は2月8月です。

また、丸亀製麺で知られるトリドールホールディングス(3397)(株価3,580円、最低投資額35万8,000円)は、100株で3,000円分が入金されたカード型の優待券をもらえ、年間では6,000円分。このカードを提示すると10ポイントごとに使えるため、お金を払わずに飲食できることも。

権利月は3月9月で、丸亀製麺だけでなく、パンケーキやコーヒーが食べられるコナズ珈琲でも使えるので、女子会でも重宝するはずです。

そして、ダスキン(4665)(株価3,865円、最低投資額38万6,500円)は、100株以上で1,000円分(年間2,000円分)の優待券がもらえます。3年以上でさらに500円分が追加され、年間3,000円分がもらえる長期保有特典もある株主銘柄です。権利月は3月9月。

ダスキンと聞くと、掃除用のモップのイメージが強いですが、「ミスタードーナツ」や「モスバーガー」で使えます。

中古厨房機器を販売するテンポスホールディングス(2751)(株価3,200円、最低投資額32万円)では、「あさくま」でも利用できる優待券がもらえます。

権利月は10月4月。4月は100株以上で1,000円券8枚がもらえます。面白いのは2024年6月に新設が発表された10月の株主優待で、抽選により、最大で3万円分の優待券が当たる可能性があるとのことです。

このテンポスホールディングスの株主優待は、通販サイトの「あさくまファーム」でも利用できるため、外食をあまり利用しない人もフルーツを頼むなどして消費しやすいでしょう。