<矢部太郎さん選・ユニーク歯ブラシ BEST 5>
1.木の枝の歯ブラシ

●木の枝の歯ブラシ
枝の先の皮をナイフで削ると、中の白い部分が細い繊維状になり、それで歯を磨きます。繊維はやわらかくて気持ちがいいのですが、歯の間に挟まって困ることも(笑)。アフリカなどで入手しました。

お国柄を感じるのがコレクションの醍醐味

これだけ揃ったコレクションを眺めていると、お国柄を感じますね。日本の歯ブラシは、ストイックなデザインのものが主流ですが、機能性重視で使いやすいなと思います。

北欧だとシンプルだけど色がすごくキレイだとか、韓国製は色の主張が強いとか、プラスアルファがあるのでつい買ってしまう。

ブラシの部分が3つに分かれていて1本の歯を囲むようになっていたり、レディー・ガガの曲が流れたり、裏がラバーになっていて舌磨きができるようになっていたり、ギミック(細工)が凝っている歯ブラシも好きです。

本体のデザインだけでなく、ブラシのヘッドの部分も、国によって違いがあるんですよ。

たとえば、日本のものはヘッドが小さめですが、これは日本人の口が小さいからだと思います。反対にアメリカやヨーロッパのヘッドはとても大きい。

そして、アフリカや中東やインドなどで売っている「木の枝の歯ブラシ」は、枝の先端をナイフで削って使うのですが、歯ブラシの元祖という感じでお気に入りです。