「男の行く末は妻で決まる」

対して「そうだ」と即答した道長。

それから「男の行く末は妻で決まるとも申す。やる気のなかった末っ子の俺が今日あるはそなたのおかげである」と続けたところで、倫子はふふふと笑います。

「隆姫女王もそなたのような妻であることを祈ろう」と言い、婿入り話を進める旨をあらためて伝える道長。

すると倫子は道長の手を取り、身を寄せ、「殿。子供たちのお相手を早めに決めて、そのあとは殿とゆっくり過ごしとうございます。二人っきりで」と話します。

対して、道長が「嬉子はまだ3歳だが」と反応すると、倫子は「年が明けたら威子は裳着を迎える歳になる」ことを伝え、二人は時の流れるはやさに想いを馳せるのでした。