3時のおやつのデメリット

では、どうしてもろ手を挙げて食べることを推奨できないかというと、糖質を摂りすぎることによって血糖値を急上昇させる可能性が生じるからです。

脳にダメージを与えるだけでなく、疲労、眠気、イライラ、集中力の低下といった、まったく歓迎できない状態を引き起こします。

それが睡眠不足につながり、翌日の仕事や勉強の生産性の低下をまねくことは火を見るよりも明らかです。

食べないのも良くない。食べすぎるのも良くない。であれば、両者の間を取ろうではありませんか。

3時のおやつは食べるけれど、少量にとどめる。これが結論になります。

ケーキ1カットやあんパン1個は完全にアウト。チョコレートや飴玉を1~2個程度ならOK。この基準をひとつの目安にしてください。

※本稿は、『ミスター血糖値が教える 7日間でひとりでに血糖値が下がるすごい方法』(アスコム)の一部を再編集したものです。

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ミスター血糖値が教える 7日間でひとりでに血糖値が下がるすごい方法』(著:矢野宏行/アスコム)

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