山を愛する未来の誰かのためにも

ちょっと視点が変わりますが、山を歩いていると、たまに「これは昭和時代のものでは!?」と感じるゴミと遭遇しませんか?

最近、私が目にして「懐かしい!」と思ったのは「プルトップ式の缶ジュースのふた」でした。リング状の輪を指に引っ掛けて、ゴリっと缶から引きちぎる、あれですね。読者のみなさん、覚えていますか?

その切り離されたアルミのふたが道に落ち、そのまま埋まっているのを見つけたのでした。

そのとき、ノスタルジーにひたった一方で、この手のゴミは「永遠に自然へは還らない」という当たり前の事実を思い知った次第です。

【最終コマ】きっと山の神は見ている!

昭和時代の誰かがうっかり落としたゴミが、令和の今も多く残っているように、今の私がうっかり落とした、もしくは見過ごしたゴミが、未来の登山者の目に触れるのかもしれません。

山を愛する未来の誰かに、「ああ、こんなとこにまでゴミがあるなんて…」とため息をつかせないためにも、まずは自分がゴミを落とさない。そして見かけたら、できる範囲で拾う。

そういったことを心がけたいですね。