好きなことを探そう
もう少し細かく見てみましょう。
〇好きな色・過ごしやすい色
色彩心理学によると、色にはそれぞれ特定の感情を引き起こす効果があります。例えば、青はリラックス効果があり、緑は癒しを感じさせます。自分の好きな色を見つけて、日常生活に取り入れてみましょう。自宅の家具や寝具、デスクにその色のアイテムを置いたり、服装に取り入れるだけでも効果があります。その為には、「日頃自分がどういう色が落ち着くのか好きなのか」を知っておく必要があります。日頃から何となく選んでいる色を、見直してみてもいいかもしれません。
〇好きな物
肌触りのよい枕や毛布、お気に入りの靴、うっとりとしてしまうポストカードなどなど何でも大丈夫です。触ったり使ったり見たり……五感に訴えかける「好きな物」を知っておきましょう。どんなに忙しい日常でも、好きなことに触れる時間を作ることでリフレッシュできます。
〇好きな食べ物
美味しく感じる、楽しく感じる食べ物も大切です。好きな食べ物を食べることは、簡単に幸福感を得る方法の一つです。週に一度、自分のご褒美として好きなものを食べる日を作るのも良いでしょう。食事は身体と心の栄養です。バランスの取れた食事を心掛けることは大切なので、アルコールや甘いもの・辛い物を摂り過ぎるのは厳禁ですが、心の声に素直であることも大切です。「最近大好きなのにポテトチップスを食べていない!」という人は、食べてみた方がいいと思います。
〇好きな場所
特定の場所で過ごすこと自体に癒しを感じることもあります。例えば、自宅のベッドの上や、図書館、駅中のカフェなど、気力を回復するために必要な場所を知りましょう。日々の生活の中で「特別でないけれど、大切な場所」を見つけることが重要です。また、先程の項目「好きな食べ物」についても、実は「〇〇というお店で食べる〇〇」というように場所の方が重要なこともあります。自分の気力を回復するために必要なことを細かく見てみましょう。
ちなみに食べ物の補足ですが、「一緒に食べる人」が満足のための条件になる場合もあるでしょう。
「最近、あのお店にいってないな」「これ、食べてないな」「〇〇さんを誘ってみようか」などなど……忘れているかもしれない記憶をお休みのうちに呼び起こしておいてください。食べ物だけでなく、この場所でどれをやる、誰と何を話すなどのように色々な要素を含んだ好きなもの・こともあります。
〇好きな行動
上記全てに関わりますが、旅行やコンサートのようなイベントから、日常的な食べる、寝る、運動するという行動まで、自分をご機嫌にしてくれる行動を見つけましょう。自分の好きな行動を把握しておくことで、ストレスを感じたときに対処しやすくなります。