「す・き」

「風下から音を立てずに近寄って…一気に仕留める! 極意はこれに尽きます」と狩りの状況を夢中になって伝える敦明親王でしたが、なんとそのすぐ背後には妍子が。

妍子は敦明親王に顔を近づけると「す・き」とつぶやきます。敦明親王は「お、おやめくださいませ」とこたえますが、妍子は「だって敦明さまも延子さまより私の方がお好きだもの」と迫ります。

まんざらでもない様子を敦明親王が見せたところで、廊下の向うから「そこまで!」の声が飛んできます。

その先には厳しい形相で立つ敦明親王の母・すけ子が…。