気まぐれ主婦礼讃
本特集には、海外の話題書の翻訳記事も掲載されました。それは「家事を5倍楽にする法」。58年に出版され、全米でベストセラーになった、ペグ・ブラッケンによる『The IHate to Housekeep Book』の抄訳です。
〈主婦には、三つのタイプがあります。かたときも手を休めずに家事をこなす優等生の主婦。反対に、さっぱり家事をしようとしない落第生の主婦。いまひとつは、優等生になったり、落第生になったりする気まぐれな主婦です。この気まぐれな主婦のために、家事について書いてみました〉。
本記事を翻訳したのは「グループ・RH」。記事の末尾には、「気まぐれ主婦礼讃」と題し、本記事を翻訳するに至った経緯が綴られています。RHは「気まぐれな主婦のあつまり」(The Random Housekeepers)の頭文字だとか。アメリカ人の主婦から教えられたこの本にグループRHの5人は魅せられました。
〈やかんやお鍋は見えないように戸棚か引出しにしまうこと。(略)人の見えるところにかけておいていいのは、底をみがくのが好きな奥さまのところだけです〉
〈念入りな掃除は、その都度ちがったところからお始めなさい。(略)二、三時間もすれば疲れていやになります。このルールを頭においてとりかかれば、少なくとも同じ場所でやめることはなくなります〉