明るさを下げることが大切

ここで重要なのが、500ルクスという明るさです。

実はこれがJIS(日本産業規格。日本の産業製品に関する規格や測定法などが定められた日本の国家規格)による勉強や読書での照度最低基準とされていて、手芸や裁縫では750ルクスを最低基準としているのです。

『超熟睡トレーニング: 15万人の“日本人”のデータを集め、睡眠改善をしてきた「上級睡眠健康指導士」だけが知っている』(著:角谷リョウ 監修:林宏明/Gakken)

だから普通に暮らして、日本の標準の光を使っていたら、それだけでメラトニンが抑制されて眠りにくくなってしまうというわけです。

そこで、明るさを下げることが大切となります。

今、多段階で明るさを調整できる照明が増えていますよね。その機能を使って少し照明を落とすだけで、夜の眠りやすさが格段に違ってきます。