食文化の関係性
続いて、2位に宮崎県、3位に沖縄県がランクイン。
この結果について岩中氏は「宴会慣れしているというか、飲みながらしゃべりながらもよく噛んで食べる、ある意味“理想的な”習慣が身についていると言えそうです。沖縄には『ゆんたく』といって、ご近所どうし、旅人を迎えたとき一緒に飲み食いしながらおしゃべりに興じる独特の習慣がありますし、お墓参りのあとは墓石の前での宴もつきもの。宮崎・鹿児島の両県は鶏肉や牛肉を生で食べる習慣があるのが、<噛む力>をはぐくむのに影響しているのかもしれません」と分析。
3年前の2021年に実施した調査で1位だった秋田県は、今回全体のランキングでは12位でしたが、よく噛むことを「いつも意識している」「よく意識している」と回答した人は約半数の49%。「噛むことへの意識」においては1位という結果になり、「噛むこと」への意識の高さが伺えました。