「休む為の練習」が必要
お買い物・散髪などのちょっとした休憩から、コンサートの観覧、映画を見に行く、日帰り温泉……全て咎めません。長い介護への英気を養うために必要なことなのです。
このように介護に関係する看護師は、介護をするお身内の方の健康を重要視しますが、それは身体だけではなく、心の状態についても同様です。
特に、専門が精神科領域の看護師がいる場合、対話の中で、その心のトレーニングができるように鍛えられているため、「対話スキル」も用いて、何とか「休む為の練習」をしてもらうことも少なくありません。
もしも貴方が既に「休めない」状況に焦っているのであれば、あるいは「何だか解決策が見いだせない」状態だと感じるのであれば、介護する相手の前に自分が倒れないように、一旦休止することが必要です。まずは介護関連の看護師や医者に対して頼ってもいいですし、「心療内科」「精神科」など専門家を頼ってもかまいません。そこから始めましょう。
「休むってどういうこと?」「何をしていいのか分からない」と言う方に向けて、具体的に、必要な「休むための練習(トレーニング)」を見ていきましょう。
まず罪悪感を捨ててもらう必要があるのですが、この意識を変えるにも、何が自分にとって休みになるのかを振り返っていきましょう。